■ ID | 513 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 層序ボーリングコアの高精度解析と土質ボーリング資料の解釈を基にした中川低地の沖積層の形成過程 |
■ 著者 | 中西利典
(独)産業技術総合研究所 石原与四郎 福岡大学 田辺晋 (独)産業技術総合研究所 内山美恵子 (独)産業技術総合研究所 中島礼 (独)産業技術総合研究所 木村克己 (独)産業技術総合研究所 八戸昭一 埼玉県環境科学国際センター 柴田康行 (独)国立環境研究所 鈴木亮 (独)国立環境研究所 小林利行 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 地球惑星科学関連学会2005年合同大会、平成17年5月24日 |
■ 抄録・要旨 | 本研究では、中川低地中流部に位置する埋積谷の軸中央部(埼玉県三郷市彦成)において深度55.3mの層序ボーリング調査を実施し、約1m間隔でのAMS炭素14年代測定や堆積物の高精度解析に基づいて谷の埋積様式について検討した。
その結果、谷の軸部では海水準安定期(5500〜4500cal BP)に標高-27〜-5mのデルタフロント堆積物が急速(2.2cm/yr)に形成されるのに対して、谷の縁辺部は海水準上昇期(10000〜7000cal BP)に標高-34〜-6mのエスチュアリー性の干潟堆積物により断続的(0.9cm/yr)に埋め立てられたことが判明した。また、谷の東縁部の標高-20〜-5m付近には東方の下総台地から供給されたと考えられる砂によって形成された砂州堆積物が残されていることが明らかになった。 |
■ キーワード | 中川低地、層序ボーリング、堆積相解析、海水準変動 |
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